◌ わたしの輪郭EN

WHY THIS PLACE EXISTS

この場所をつくった理由

私は、話す相手によって自分が大きく変わります。

口調だけではありません。どこまで自分のことを話すか、どんな反応を返すか、何を面白がり、どんな感情を見せるか。相手を観察しながら、その人との間でうまく機能する「私」をつくってきました。

それは、役に立つ力でもありました。文化や考え方が違う人とも、その人なりのコミュニケーションの規則を見つければ、関係を築くことができます。

ただ、切り替えられる自分が増えるほど、分からなくなることもありました。

では、誰にも合わせていない私は、どんな人なのだろう。

どの話し方が本来の私で、どこからが相手に合わせた振る舞いなのだろう。

考え続けるうちに、少しずつ別の見方ができるようになりました。

相手によって変わる話し方のどれか一つだけが本物で、ほかがすべて偽物とは限りません。人と関わるなかで見つけた表現も、そのとき確かに存在した私の一部です。

そして、変わりやすい振る舞いの下には、別のものが残っていました。

何を知りたいと思うか。

何を公平だと感じるか。

どんな距離なら心地よいか。

何を許せて、何を許せないか。

感情が生まれたとき、それをどう扱うか。

口調やキャラクターは変わっても、こうした判断の仕方には、比較的変わりにくい輪郭があるのかもしれません。

それを確かめるために、私は自分を知るための短い質問に、ひとつずつ答えていきました。

一人でいるのは好きか。

誤解されることと嫌われることなら、どちらがつらいか。

答えてみると、自分の中には、一見すると矛盾する性質がいくつも同居していました。

その矛盾は間違いではありません。ひとつの性格の型には収まらないものが同時に存在していること自体が、その人の輪郭を表しているのだと思います。

この体験を、ほかの人もたどれる形にしたいと思ったことが、「わたしの輪郭」の始まりです。

このサイトは、人をひとつの型へ分類するためのものではありません。「あなたはこういう人です」と決めるためのものでもありません。

100の問いを通して、相手や場所によって変わる表現よりも少し奥にある、好奇心、倫理観、人との距離感、感情の扱い方を見つめるための場所です。

結果がしっくりこなくても構いません。

答え同士が矛盾していても構いません。

違和感があるなら、「なぜ違うと感じたのか」を考えることも、自己理解の一部になるはずです。

「本当の自分」は、ひとつではないかもしれない。

それでも、変わり続ける自分のなかに、何度も現れるものはある。

この場所が、まだうまく名前をつけられない自分の輪郭を、ゆっくりたどるきっかけになればと思っています。

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